広告品評

広告を勝手に品評します。

【買取エージェント】もろパクリは、潔い戦略の表れかも

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テレアサグッズの絶対に負けられない戦いが、そこにはある一覧|テレビ朝日の公式テレビショッピング総合通販ロッピング

 

サッカーの試合でよく見るキャッチコピー
「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」
これは2001年からテレビ朝日が使ってるもので、
電通コピーライターかな……?)
今ではかなり知られているのではないでしょうか。

dentsu-ho.com


そして、たまたま渋谷で見つけたのがこちら。

https://kaitoriagent.com/wp-content/themes/agent-pc/images/about/about_mv.jpg

 

もろパクリじゃないですか!

 

普段は批判しまくるところですが、
これを使っているのは買取エージェントという会社。
正確には、株式会社トップガイという会社が運営する
買取専門サイトという感じですかね。

買取エージェントとは|買取エージェント

 

それなら、まあいっかというというのが本音。

 

「パクリかなんか知らないけど、高く売れりゃいいんだよ」
「パクリかなんか知らないけど、良い商品買い取れりゃいいんだよ」
みたいな、商品の思い出とか価値とか流通業界とか
そういう細かいこと気にしないでいいじゃん。
というメッセージが感じ取れます。
(もちろん、個人的な感想)

 

ある意味で意図的な戦略でしょうから、
これはこれでブランディングとしてアリなのかもしれませんね。

【三菱東京UFJ銀行】クリエイティブは、早い者勝ちか、広めた人勝ちか

まずは、こちらの動画をご覧ください。

 

バンクイック「パースペクティブ」篇(30秒)

youtu.be

 

そして、こちらの動画もご覧いただけるでしょうか。
(全部は長いので、必要な部分から始めております。)

サカナクション - アルクアラウンド(MUSIC VIDEO)

youtu.be

 

さらに、もう一つ。
(こちらは、スタートの30秒だけでOKです)

Vjsuave broadcast @ Techne - Japan public network

youtu.be

 

やってることは、みんな同じですねー。

 

UFJの方は

「カードローンはいろんな角度から考えて選びたい。」そのようなお客さまの声にも耳を傾ける阿部寛さん。部屋の中には赤いペンキがそこかしこに塗られていますが、阿部さんが歩いてきて視点が移動していくと、徐々に隠れていた文字が浮かび上がってきます。色々な角度から検討することの大切さを伝える阿部さんです。

テレビCMのご紹介 | 三菱東京UFJ銀行

 

と、あります。
まあ、そういうメッセージならわかりますが
クリエイティブとしては少し物足りません。

 

というか、僕から言わせれば目新しさがなく
ぶっちゃけ「パクリ」と言われても
仕方ないレベルです。

 

しかし、残念ながら
広告というか
アートというか
クリエイティブというか
表現の世界で「パクリ疑惑」は
どこにでもあるのが事実。

 

これも

http://blog.nagano-ken.jp/img/nagachi/P4250001.JPG

http://blog.nagano-ken.jp/nagachi/nagachi/36.html

 

これも同じですよね。

 

広告業界というか、プロフェッショナルな仕事にこだわる人は
情報収集力も秀でています。

 

そこで、「これいいな!」と思うものを
インプットしているわけですが
利用してしまう人もいるんですね。

 

僕個人としては、アイデアを最初に考えた人がいちばん偉いです。
でも、広めた人も勝ちと考えられます。

 

この2つはなかなか難しい……。

ユニクロはブラトップだかヒートテックだか

すでにあったものを大衆(認知)化させたという意味で

それはそれですごい。

 

しかし、クリエイティブという物差しで見ると、
やるべきことがわかるはずです。

【和光大学】ひとりだけかよー!

電車でよく和光大学の広告を見かけます。

 

http://www.wako.ac.jp/3_minute_university/wp-content/uploads/2016/03/2016_03.jpg

和光3分大学 ウェブ・アーカイブ

 

これですね。

企画も内容もとても良いし、いつもじっくり読んでいます。
バリエーションもたくさんあって、ひそかな楽しみにしているほど。

 

でも、でもですね。
キャッチコピーがどうしても気になります。

 

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「ひとりを光らせる」

 

ひとりだけかよー!

 

せめて、「ひとりひとりを、光らせる」でも良かったのでは……?

 

ついでに言うと大学のキャッチが

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「異質力で、輝く。和光大学
らしいですが、「輝く」の主体にあるのが
「学生」ではなく「大学」に感じられてしまい
ムズムズしてしまいました。

 

とはいえ、
松本大洋吉田戦車といった個性的な卒業生も多数いるので
個人的は応援しています。

【ラポールユナイテッド】SHOKUMIれない

職場を紹介する「SHOKUMIRU」というサイトを発見した。

 

shokumiru.com

 

LIGやらサイバーエージェントやらウォンテッドリーやら
ネット界隈で人気の企業がぞろぞろ。
なかなか、おもろそうですね。

「訪問実績一覧」はこちらからです。

 

訪問実績一覧 | ハマる 『職』 メディア SHOKUMIRU (ショクミル)

 

ほえー、いろんな会社行ってるんだなあ。
お、この会社知ってる!どれどれ見たろー。

 

クリック。

 

その会社のHP。

 

なんでやーーーー!

 

こちとら職場が見たいんじゃ!

行った会社をつらつら並べられてもしょうがないんじゃ!

 

こちとら職場が見たいんじゃー!

 

検索欄もないし!

ファック!

 

 

せっかく良いサービスを展開しているのに、
肝心の職場が見れないという。
致命的欠陥ではないですかコレ。
有料会員とかのみ?
謎すぎる……。

【パロマ】なんでもなくなくない?

僕はあまり存じ上げておらず恐縮ですが、
パロマさんは湯沸器などガス器具の製造・販売を行っている会社のようです。

 

そんなパロマさんの企画がこちら。

 

www.paloma.co.jp

 

そのキャッチコピーは、こうあります。

 

なんでもない日を
ささえています。

 

たしかに、湯沸器やガス器具は毎日の生活に欠かせません。
日常や暮らしに寄り添ったものですよね。

でも、でもですよ。見てください。

 

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けっこう、非日常の写真が多いじゃないですか。

僕はたまたま表参道でこの巫女さん?3人の看板を見つけたのですが、

日常という触れ込みに違和感を覚えたわけです。

 

企画の実施にあたって、フォトコンテストも開催した様子。

テーマは、
日常の中の「温もり」と「熱意」
だそうです。

 

その大賞がこちらでございます。

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もう完全に日常じゃないですよね。

 

僕の日常の解釈が間違っているのでしょうか。

 

しかし、しかしですよ。
パロマ賞の作品はどれもちゃんとした日常っぽくてステキです。

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「つっても、こればっかりじゃ何か地味だし
小田和正の曲をバックに写真を流す
感動風のCMとかぶるよなあ」ていうのが制作側の本音かしら。

明治安田生命 | 「家族のあゆみ」篇[30秒バージョン]

 

広告の勝負は、直球勝負。
イデアが似てると思った時点で負けです。

 

そこに何か新しさをプラスするのが
クリエイティブの仕事に携わるものの使命であり、プライドであり、見せ所。

 

……と、理想論を吠えたところで
クライアントが気に入っちゃったならしょうがない。

 

そんな、サラリーマンの嘆きも聞こえそうな企画でした。

【東京都福祉保健局】ダメ、ゼッタイに甘えるな

「ダメ、ゼッタイ。」
このフレーズを耳にしたことがある人は多いと思います。

実はこれ、佐々木宏氏という
コピーライター(クリエイティブ・ディレクター)の作品です。

 

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http://2-5-d.jp/c1_grandprix/



たしかに、このコピーは
シンプルながら力強さがあり、
薬物の危険性を直感的かつ迫力たっぷりに表しています。
お見事。

しかし、浸透しているからといって雑に扱うのはいかがなものか。

 

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たしかに大事なことですが、
キャッチコピーを2回言ってどうするの。
しかも、マスコットキャラ?も似た位置に2回いるし。


さらに言うと「STOP」という単語で
止める手を表していますね。
STOPは、「動いているものを止める」という
イメージではないでしょうか。

 

薬物に興味を持っている人に対する警告ですか……?
「ダメ、ゼッタイ。」というぐらいなので、
きっぱり「NO」と言わないといけないはず。

 

文字情報がごちゃごちゃして
インパクトが薄まっているのも否めません。

 

広告は、こういう大事なことを
ちゃんと言う時にパワーを発揮するべきものです。

 

ただ、このクリエイティブ(コピー・グラフィック・企画・テーマ)は
かなり可能性を含んでいるのも確か。

 

ぜひぜひ、次回作に期待しましょう!

【花王】恥をかかせないでよ

http://www.kao.com/jp/kao_imgs/attack/atk_neoex_00_img_l.jpg

 

[以下、書き起こし]

バスに乗っているファミリー。
突然、妻が夫に向かって言う。

「……くさい」

その光景を見た長谷川博己が颯爽と登場。
そして、アタックNEO抗菌EX(Wパワー)を勧める。

 

 

すみません、動画が消えてしまっていたので
記憶だけで書きました。

 

とはいえ、今回ご紹介したいのは
妻が公衆の門前で夫を「臭い」と言うこと。

 

これは妻あるあるなのかもしれませんが、
言われた方はたまったもんじゃないです。

 

まあ、実際臭いし?臭いって言われるほど身だしなみを
ちゃんとしてない男が悪いんじゃん?

 

という意見もありそうですが、ちょっと待ってほしい。
これ、男女逆だったら絶対アウトですよね。

「スメルハラスメント」なんて言葉もあるぐらい
今の社会はニオイに敏感です。

 

男に対しては、臭いと言っても良いという発想がもうNG。

 

ただし、臭いという一般的な男性像と比べて
アタックを勧める長谷川くんは、清潔でカッコいいという
イメージを演出するのにはぴったり。

 

「何かを持ち上げる=ポジティブに見せる」は問題ありません。
しかし、「何かを貶めて相対的に良く見せる=いわゆるネガキャン」は
好ましくないですよね。

 

これは人をイジって
上下関係や体育会系特有の、しょうもないイジリで強制的な笑い
(笑ってあげないと場の空気がおかしくなる)を
つくりあげてるのと同じ。

 

そのあたりの配慮というかマナーというか
クリエイティブを守って、
気持ち良い作品を目指していきましょう。