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【パナソニック】衣類スチーマー(車内ビジョン)はムダな一言でがっかり

youtu.be

 

以下、書き起こし

アラーム音。
男、起床。
メガネをかけて時計を見る。
「……やべ!」
シャツを見る。
アイロンをスチームアイロンをかける。
(ここまで、画面はシャツのようにシワがかかっている状態。
アイロンをかけるときれいになっていく)
NAこれからのシワ取りは、ハンガーにかけたまま。

連続スチームで、ニオイまで取れる。
パナソニック。衣類スチーマー。

ロゴ

 
これ、結構良い表現ですよね。
シワのかかった画面がアテンション(注意を引く工夫)になっていて、インパクトがある。
それをアイロンできれいになる快感を疑似体験できて
画面がクリアになる安心感も得られる。

ライフスタイルの設定や音楽もカッコいいし。

 

そこで高評価を下したいところだったんですが、
電車でこのCMを観た時は失望しました。
(残念ながら動画のデータは見当たらず。。。)

 

車内ビジョンは音声が入らないので、字幕が入るんです。
そこで、シャツを見た時に、あろうことか

「あちゃー、シワシワ……」

みたいなことをつぶやくんですよ。

テレビCM版にはないですよね、このセリフ。

だってまったく意味がないもの。

そもそも、そのシャツをハンガーに掛けてる時点でシワシワなことには気付くでしょ。

 

こういうわざとらしさは、冷めると同時に嫌悪感をもたらします。

というか、このCMは字幕を必要としない上手な設計なので
極論を言えば字幕対応も不要なはず。

 

音声なしでもわかるように配慮したつもりが
かえって作品の完成度を下げてしまっているというね。

 

このガッカリ感(=シワ)もきれいにしてくれるような、
次の衣類スチーマーのCMに期待します!