【東京都福祉保健局】ダメ、ゼッタイに甘えるな
「ダメ、ゼッタイ。」
このフレーズを耳にしたことがある人は多いと思います。
実はこれ、佐々木宏氏という
コピーライター(クリエイティブ・ディレクター)の作品です。
たしかに、このコピーは
シンプルながら力強さがあり、
薬物の危険性を直感的かつ迫力たっぷりに表しています。
お見事。
しかし、浸透しているからといって雑に扱うのはいかがなものか。
たしかに大事なことですが、
キャッチコピーを2回言ってどうするの。
しかも、マスコットキャラ?も似た位置に2回いるし。
さらに言うと「STOP」という単語で
止める手を表していますね。
STOPは、「動いているものを止める」という
イメージではないでしょうか。
薬物に興味を持っている人に対する警告ですか……?
「ダメ、ゼッタイ。」というぐらいなので、
きっぱり「NO」と言わないといけないはず。
文字情報がごちゃごちゃして
インパクトが薄まっているのも否めません。
広告は、こういう大事なことを
ちゃんと言う時にパワーを発揮するべきものです。
ただ、このクリエイティブ(コピー・グラフィック・企画・テーマ)は
かなり可能性を含んでいるのも確か。
ぜひぜひ、次回作に期待しましょう!